Pages

2009年12月10日木曜日

温暖化と果樹栽培

今晩放映のNHK「クローズアップ現代」をご覧になった方はいらっしゃいますか?
「くだもの異変?ナゾにせまる。」と題し、最近増えている、みかんの「浮皮」、ブドウの「赤熟れ:あかうれ」など、温暖化が果樹栽培、販売に与える影響についての話でした。

はるさーの園でも、もうだいぶ以前からその影響は出ています。我が家ではもう30年ほど前からリンゴを栽培していますが、明らかに着色不良のリンゴは増えていますし、黒くなりきれないブドウも最近増えています。

番組でも紹介していましたが、野菜などに比べると果物は温度の影響を非常に受け易い作物です。しかも容易に植え替えることも出来ないものです。温暖化の上昇率が非常に緩やかなものであれば、果物の産地自体が移動することもあるでしょう。でも恐らく上昇率はそれを上回っているように現場では感じます。

栽培技術、品種や作目の選定だけではカバーしきれないことかもしれません。
大地からの「静かな警告」です。

「たとえ明日地球が滅びようとも、私は今日リンゴの木を植える。」昔から色々な人が似たような言葉を残しています。

滅びることはないでしょうが、百姓はるさーはまた今日も苗木を植え種をまき続けます。

0 件のコメント: